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お金を借りる際、消費者金融や銀行よりも、郵便局を通じた方が、安心だと思う人もいるかもしれません。
実際、郵便局からお金を借りるのは、いくつかの方法がありますが、大きく分けると
- 担保が必要な郵便局独自のローン商品
- スルガ銀行の個人ローンの代理業者として扱っているローン商品
の2つのパターンに分かれます。
目次
担保が必要な郵便局独自のローン商品
郵便局でお金を借りる際に郵便局独自のローン商品で、かつ担保が必要となるものは以下の3種類があります。
財産形成貯金担保貸付け
担保とするもの | 財形定額貯金、財形年金定額貯金、財形住宅定額貯金のいずれか |
---|---|
限度額 | 預入金額に利子を加えた金額の90%相当になる金額 |
貸付期間 | 2年間 |
返済回数 | 1~4回 |
金利 | 返済時の約定利率(%)+0.25% |
貯金担保自動貸付け
担保とするもの | 担保定額貯金、担保定期貯金のいずれか |
---|---|
限度額 | 預入金額の90%以内 (1冊の総合口座通帳につき300万円まで |
貸付期間 | 2年間 |
返済回数 | 貸付金額と貸付利子の相当額を、通常貯金に預ければ自動的に返済される |
金利 | 担保定額貯金が担保の場合:返済時の約定金利(%)+0.25% 担保定期貯金が担保の場合:預入時の約定金利(%)+0.5% |
国債等担保自動貸付け
担保とするもの | ゆうちょ銀行や郵便局を通じて購入した利付国債か個人向け国債 |
---|---|
限度額 | 国債の80%以内 (1人200万円まで) |
貸付期間 | 最長1年 |
返済回数 | 貸付金額と貸付利子の相当額を、通常貯金に預ければ自動的に返済される |
金利 | 貸付時における預入期間1年の定期貯金の約定利率(%)+1.70% |
実際、郵便局から、担保を使って、お金を借りる場合は、何らかの形で郵便局の金融商品を利用している必要があります。
ですから、元々お金がなくて、郵便局も特に利用していない人は、このやり方だと難しいケースが多いでしょう。
スルガ銀行の個人ローンの代理業者として扱っているローン
その一方で、郵便局では、スルガ銀行の個人ローンの窓口業務も行っています。
ここで扱っているローン商品は郵便局自体のものではなく、スルガ銀行の個人ローン商品をゆうちょ銀行が代理業者となって申込みを受け付けているという形になっています。
その中でも、住宅ローン、目的別ローンなどがありますが、通常の銀行や消費者金融のカードローンに該当するものが、カードローン「したく」です。
「したく」の概要は以下のようになっています。
利用できる人 | 申込時の年齢が満20歳以上70歳以下で、安定した収入がある人 (※主婦・パート・アルバイト、年金受給者の人も申込み可能 |
---|---|
資金用途 | 自由 |
金利 | 7.0%~14.9% |
利用限度額 | 10万以上、500万円以内(10万円単位) 初回申込みの場合は300万円以内 |
借入方法 | ゆうちょ銀行、スルガ銀行のATM、全国の提携ATM・CDで利用が可能 |
返済方法 | ゆうちょ銀行、スルガ銀行、セブン銀行・イーネットのATM・タウンネットワークサービスのATM・イオン銀行のATMで返済が可能 毎月1日(銀行休業日の場合は翌営業日)までに返済で、最低返済額は3,000円~ |
郵便局のカードローン「したく」のメリット・デメリット
郵便局のカードローン「したく」は、元々はスルガ銀行のカードローンなので、一般的な銀行のカードローンとほぼ同じ条件となっています。
「したく」のメリット
「したく」の金利は、最大で14.9%なので、一般的な消費者金融よりは少し低めに設定されていますし、限度額も最大で500万円なので、まずまずの額だと言えるでしょう。
また、郵便局で扱っているカードローンなので、ゆうちょ銀行のATMであれば、
- 月~金曜日:7:00~18:00
- 土曜日:9:00~14:00
(休日は除く)
は、手数料が無料という点では便利だと言えます。
「したく」のデメリット
しかし、その一方で、手続きの流れは、
- インターネット、電話、ゆうちょ銀行の取扱い店のいずれかで申し込む
- 仮審査に通ったら、申込書が郵送で送られて来る
- 必要書類を添えて申込書を返送し、到着次第、本審査が開始される
- 審査に通るとカードが自宅に送られて来る
- 指定の電話番号に連絡をしてから、お金を借りることが可能となる
という感じで、即日融資が出来ないどころか、かなり日数が掛かってしまいます。
ですから、急ぎでお金を借りたい場合は、郵便局ではなく、大手の消費者金融を利用されることをオススメいたします。
時間が掛かったもいいから、少しでも低金利で借りたい時は、郵便局から「したく」などを通じて、お金を借りるのが良いですし、急ぎの場合は、消費者金融を利用するなど、目的に応じてうまく使い分けるようにして下さい。
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