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入院費が払えない場合はどうすれば良いのでしょうか?
実際、病院もいろいろ相談は可能ですが、それでも滞納をしたりしていると、退院時にトラブルになったり、強制退院をさせられたりする場合もあります。
ここでは、病院側で可能な対処法と、自分で出来る対処法についてお伝えしていきます。
目次
病院側は後払いも対応可能?
入院費は退院の時までに払えないとダメなのではという方もいらっしゃいます。
もちろん、退院のタイミングで支払うのがベストですが、退院時に入院費を払えない場合でも、事前に相談をすれば、柔軟に対応してもらえることも多いです。
ですから、入院費が払えないと思ったら、まず医事課の人に相談をしていつまでにどのように支払うか調整をするようにして下さい。
病院によっては、後日払い、分割払い、ボーナス払いなどに対応してもらえる場合もあります。
ただし、そういった相談をしないで、勝手に入院費を滞納してしまうと、退院時にトラブルになってしまったり、入院が長期化している場合は強制退院されたりする場合もあります。
また、入院をする際に、保証人を立てていると、入院費が払えない場合、保証人に支払いの請求が行って、迷惑を掛けることになってしまうので、注意して下さい。
入院費が払えない場合の対処法
ただ、入院費が高額になってしまう場合、病院側が融通を利かせてくれても、どうしても払えないケースが出て来ます。
そういった場合に余計なトラブルに巻き込まれないための対処法についてご紹介をしていきます。
クレジットカードで支払う
病院によってはクレジットカード払いに対応しているところもあります。
小さな病院では難しいところもありますが、大きな病院では対応しているところも多いので、分割払いも可能なのかという点も含めて病院の窓口に確認をするようにして下さい。
ただ、窓口で支払う金額が高額になると、クレジットカードの限度額をオーバーして払えないこともありますので、その場合は、クレジットカード会社にも事前に相談をする必要が出て来ます。
保険制度を利用する
基本的に入院費は保険の対象となるため、基本的には自己負担率は3割となります。
ただ、入院費が高額になる場合は、自己負担分を払えない場合も出て来るので、その場合は通常の保険以外に以下の制度を活用するというやり方があります。
高額療養費の制度
この制度は、1ヶ月の病院代における自己負担額が一定の金額を超えると、それを超えた金額は、後から払い戻されるという制度です。
ただ、この制度は、申請から支給まで3ヶ月ぐらい掛かってしまうため、その間はいったん立替えなければならないという注意点があります。
高額療養費支払資金貸付制度(高額医療費貸付制度)
こちらの制度は、医療費が高額になった場合、その金額を無利子で借りることが出来る制度です。
実際、高額療養費の制度を利用した際、払い戻しがされるまでの期間は、こちらの制度を利用して対処するという方法も可能です。
ただ、社会保険の場合は、保険料が給料から天引きされているので問題はないのですが、国保(国民健康保険)の場合、保険料を滞納していると、かなり制限が掛かってしまうので、ご注意下さい。
傷病手当金
傷病手当金とは、入院した場合、会社から給料をまったく受けられなくなった場合に支給されるお金です。
こちらの傷病手当金は、健康保険に加入している人で、所定の条件を満たして入れば、基本的に普段の収入の約3分の2の金額を支給してもらうことが出来ます。
ただ、こちらの傷病手当金も実際に支給されるまでの間に2~3ヶ月ぐらい掛かってしまうというデメリットがあります。
限度額適用認定証
もし、事前に入院費が高額になることが分かった場合は、事前に限度額適用認定証を発行してもらうのが良いでしょう。
こちらの認定証を退院する際の精算時などに保険証と一緒に病院や薬局の窓口に提示すると、窓口での支払いは自己負担の限度額までとなります。
つまり、本来、高額療養費では自己負担限度額を超える金額を立て替える必要が出て来ますが、限度額適用認定証を発行してもらえば、その必要性がなくなるということになります。
ただし、差額ベッド代など保険外の負担分や入院している時の食事代などは対象外となるので、その点は気を付けるようにして下さい。
カードローンを利用する
上記の方法を使いながら、自分の払える範囲で入院費を支払うことが出来れば良いのですが、いろいろうまくいなかくて入院費が払えない場合もあります。
そういった場合は、銀行や消費者金融のカードローンでお金を借りることによって、一時的に払っておくという方法もあります。
実際、保険に入っていれば、入院費が高額になっても、かなりの部分で対応してもらえますが、それでも不足の事態が発生して入院費が払えない場合は、カードローンも活用しながらうまく乗り切るようにして下さい。
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